Vol.4 足回りの点検
車検時の整備項目に足回りの点検があります。
タイヤの空気圧
タイヤの亀裂、破損
タイヤの溝の深さ、異状な摩耗
ホイールのボルト、ナットの緩み
フロント・ホイール・ベアリングのがた
リヤ・ホイール・ベアリングのがた
サスペンションの連結部のがた、アームの損傷
ショック・アブソーバの損傷、オイルの漏れ
日常点検でもタイヤの空気圧点検をとなっているのですが
車検で入庫するバイクのほとんどは空気圧不足になっています。
タイヤの空気圧が指定空気圧から0.5kgf/cm2(50kpa)下がるとハンドル操作にも影響が出てきますし、タイヤの段減りも繋がります。
私たち、認証工場に備えているタイヤの空気圧ゲージは確実な測定を出来る様に定期的に校正を受けています。
タイヤの溝の深さは日常点検でも確認できますが整備に入庫する車両を確認するとワイヤーが出ているタイヤも稀に見られます。ご注意ください。
ホイールベアリングのがたの点検は重要です。車検の時(24か月点検)、定期点検(12か月点検)の時には必ず、ホイールを外して指でベアリングを回して確認致します。
ショックアブソーバーからのオイル漏れはブレーキ装置に垂れてしまうと制動にも影響が出て危険な状態になりますので注意が必要です。