Vol.8 走行装置
車検や12ヶ月法廷点検を受けた際の分解整備記録簿の点検項目には、走行装置と表記された箇所があります。
そのなかに
☆リア・ホイール・ベアリングのがた
の項目があります。
では実際の車車両ではどこを、どのように点検するのでしょうか。
具体的に見てみましょう。
こちらはリアーホイールを車体から外したところです。
スプロケットの中心にカラーが見えます。
この内側にホイールベアリングが挿入されています。
カラーを外したところです。
ベアリングの外側にはオイルシールがあり、ベアリングのグリスが外に漏れるのを防ぐとともに、雨などの水分が内部に侵入するのを防いでいます。
水分が内部に侵入すると、ベアリングが錆びて、損傷する原因になります。
スプロケットを外したところです。
内部にもベアリングあります。
ホイールの左右合わせて、3個のベアリングがあります。
(スプロケットに受ける動力はダンバーを介して、ホイールに伝わります。)
点検はベアリングに指を差し込んでベアリングを回し、がたつきや、振動を確認します。
異常のあるものは交換になります。
オイルシールも点検し、異常のあるものは交換します。
安全な走行には、ベアリングの点検整備が欠かせません。